| プロとして活躍しているマンガ家さんたちもかつては新人さんだった（あたりまえだけど）。新人のマンガ家さんにとってデビューは良きにつけ悪しきにつけ、忘れられないターニング・ポイント。このコーナーでは、マンガ家さんのデビューの頃の話を質問形式で語ってもらいます。 |
| 【第67回目のゲスト/後藤晶】 |
- デビューはいつ頃ですか？
1998年です
- デビュー作のタイトルは？
『朝にあなたと』。エロ漫画です
- デビュー作の簡単なストーリーを教えてください
えっ！エロ漫画ですけど良いのですか!?
…あまり良くないような気がするのでやめておきます…
- デビュー作でもっとも描きたかった事は？
エロ
- デビューした雑誌は？
コアマガジンさんの「漫画ばんがいち」です。エロ漫画雑誌です
- どのような形でデビューしましたか？（マンガ賞受賞作、持ち込み作など）
送ったら載せてくれました。ちなみに賞募集時期じゃない時に
何となく送ってしまいました
- デビュー作はマンガを描き始めてどのくらい（期間）でしたか？
しょぼい漫画なら子供の頃から描いてたけど、エロ漫画は初めて描いてみてから
2ヶ月くらいです
- またそれは何作目ぐらいでしたか？
エロ漫画は3作目でデビューしました
- その頃の本業（学生、フリーターなど）はなんでしたか？
（夜の）フリーター
- その頃は本気でマンガ家を目指していましたか？
本気で目指すために時間の融通が利くフリーターをやってました
- もしマンガ家としてデビューしていなければどんな仕事につくつもりでしたか？
おおおおおおおお嫁さん……？……とか？？
- マンガ家デビューの際の家族の反応はいかがでしたか？
有難い事によろこんでくれました。エロ漫画でも
- 目標としていたマンガ家さんがいたら教えてください
好きな漫画家さんはたくさんいますが目標としてた漫画家さんは特にいませんです
- そのマンガ家さんのどこにひかれていましたか？
「漫画家さん」にひかれるというより「作品」にひかれる所はいろいろあります
- デビュー作の原稿料または賞金は何に使いましたか？
思い出せない……。たぶん生活費だと思います
- デビューが決まった時の感想は？
漫画を描いてお金をもらえるなんて嬉しいなぁ！
- デビュー作が実際に雑誌に掲載された時の感想は？
写植入ってるのを見ると漫画っぽくなってニヤニヤしちゃいました
- デビュー前後でマンガに対する考えかたに変化はありましたか？
読み手の目を より意識するようになったと思います
- デビューの頃、編集者と打ち合わせをどの程度していましたか？
1作品で1回くらい。電話のみで、ほとんど会いませんでした
- その頃編集者との打ち合わせでためになった事は？
自分が良いと思わないものでも、編集さんの意見を取り入れてやってみると
案外良いものが出来上がる事があると知りました。
後に、やっぱりダメなものが出来上がった時のダメージは、自分の責任だけでの
失敗よりダメージが大きい事を学びました
- 逆に編集者との打ち合わせで苦労したのはどんなときですか？
というか、打ち合わせをしてくれない編集さんが思いのほか多くて苦労してますｗ
- 編集者との打ち合わせなどはどのような形でしていましたか？
以前は、描く前にお会いして、雑談を交えての方向性の確認をする打ち合わせでした。 今はしていませんｗｗ
- 編集者とのつきあいで思い出に残るエピソードがありましたら教えてください
良い事も嫌な事もいっぱいありすぎて選べませんです
- デビューの頃、良きライバルとか、語り合えるマンガ家さんはいましたか？
ライバル!?は、意識したことはないですが、仲良くしてくれる作家さんは
たくさんいました
- デビューの頃、マンガ家として成長していくために特に何かした事、勉強した事などはありますか？
エロ漫画描いてたので、エロをいっぱい勉強しました！
世の中にはいろんなジャンルのエロがある事を学びました！
- デビューの頃、マンガ家として特に何か悩んだ事などはありますか？
描きたいものと描けるものと読みたいものの違いを理解するのにちょっと
悩んだ気がします
- デビュー作を今の自分が再評価すると100点満点中何点？
未熟ながらその時出せた力を全部出して描いてた覚えがあるので、
100点でお願いしたいです
- またその理由は？
あ！理由 上で言っちゃってる！
- マンガ家としてデビューするために必要な事はなんだと思いますか？
完成させるチカラと描き続けるチカラ。 とかどうでしょうか？
あとは運も大きいと思います
- これからマンガ家を目指す人達になにか一言
楽しんで漫画描いてください〜
その後、様々な出版社に投稿するうち、募集時期ではないのに送った漫画『朝にあなたと』が「漫画ばんがいち」（コアマガジン）に載る事になり、デビューを果たす。それをきっかけに同誌で掲載枠を取り、念願の初コミック（『EROTOMANIA〜恋愛妄想〜』）も！ そして、自身のサイトを通じて話が舞い込み、2006年11月、「ヤングガンガン」（スクウェア・エニックス）にて『カノジョは官能小説家』の新連載がスタート。男女間の“官能的なトコロ”を絶妙な角度とセンスで描き、現在も好評連載中！ 最新刊・第３巻も絶賛発売中です〜〜〜！ HPはこちら！↓ http://hw001.gate01.com/gotou/
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