【葛西りいち先生への30の質問】
- デビューはいつ頃ですか?
2008年の10月
- デビュー作のタイトルは?
『夢見ぬお年頃』
- デビュー作の簡単なストーリーを教えてください
眠れない主人公(私)が体験した、不眠症の恐ろしさと薬の副作用の恐ろしさを
ポップな絵柄で紹介するエッセイ漫画
- デビュー作でもっとも描きたかった事は?
眠れないってつらいんだよ…。でも薬漬けになるのはもっとつらいんだよ…
- デビューした雑誌は?
「本当にあったゆかいな話」増刊11月号
- どのような形でデビューしましたか?(マンガ賞受賞作、持ち込み作など)
持ち込み時に、編集者に企画を振られて描きました
- デビュー作はマンガを描き始めてどのくらい(期間)でしたか?
真剣に描き始めてから数えたら、たぶん5年目
- またそれは何作目ぐらいでしたか?
きちんとした完成原稿で数えたら、5作品目くらい
- その頃の本業(学生、フリーターなど)はなんでしたか?
漫画家アシスタント
- その頃は本気でマンガ家を目指していましたか?
真剣に挫折しかけていました。フリーターに戻ろうかと思っていました
- もしマンガ家としてデビューしていなければどんな仕事につくつもりでしたか?
たぶん、フリーターやってました
- マンガ家デビューの際の家族の反応はいかがでしたか?
悲しいほど無反応
- 目標としていたマンガ家さんがいたら教えてください
ジャンルが違いすぎますが、森田まさのり先生みたいな絵が描けたらと
常日頃思っています
- そのマンガ家さんのどこにひかれていましたか?
全て好きですが、敢えて挙げるなら「表情」です
- デビュー作の原稿料または賞金は何に使いましたか?
生活費に消えました
- デビューが決まった時の感想は?
なんだかあっさり決まったなぁ…
- デビュー作が実際に雑誌に掲載された時の感想は?
理由はわからないけど、恥ずかしくて正視できない!
- デビュー前後でマンガに対する考えかたに変化はありましたか?
倍率で載る載らないが決まるのではなく、面白いか面白くないかで決まる
ということに気づいたこと。人がどうやったら面白がってくれるか、という
ことに重点を置くようになりました
- デビューの頃、編集者と打ち合わせをどの程度していましたか?
月一
- その頃編集者との打ち合わせでためになった事は?
言いたいことを言っていいんですよ?と言ってもらえたこと。
基本的なことですが、びびりなので意外とできなかったです。
今はなるべく思ったことは言うようにしています
- 逆に編集者との打ち合わせで苦労したのはどんなときですか?
「雑誌に合わない」と言われてしまう時。今も苦労してます
- 編集者との打ち合わせなどはどのような形でしていましたか?
ファミレスや喫茶店、出版社のロビーなど
- 編集者とのつきあいで思い出に残るエピソードがありましたら教えてください
今月末締め切りだったはずの原稿(16ページ)が、「締め切り2か月後に
延びたんですよー。あれ、担当から聞いてませんでした?」と、別の編集者から
居酒屋で偶然聞いたこと。なんじゃそりゃ!と思いました
- デビューの頃、良きライバルとか、語り合えるマンガ家さんはいましたか?
アシに入っていたH津先生!いろんな相談にのってもらってました
- デビューの頃、マンガ家として成長していくために特に何かした事、勉強した事などはありますか?
ショートの短編集(小説)は今も手当たり次第に読みまくっています。
あと、4コマ漫画も読みまくっています
- デビューの頃、マンガ家として特に何か悩んだ事などはありますか?
描きたい意欲が継続しないことに悩んでいました。表現したいことがひとつも
ないんじゃ、漫画家を目指す意味がないなと思ったりして、本気でやめようかと
思っていた時期でした
- デビュー作を今の自分が再評価すると100点満点中何点?
50点
- またその理由は?
自分の描きたい絵で描けなかったから。
内容は描きたいように描かせてもらったので、半分の50点
- マンガ家としてデビューするために必要な事はなんだと思いますか?
デビューするために必要なのは「目新しさ」だと思います。
その先はまた別の話で…
- これからマンガ家を目指す人達になにか一言
偉そうなことをいえる立場ではありませんが、継続だけだと思います。
どこの誰に叩かれても、黙々と自分のペースで継続すること。…意外と難しいです
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東京アニメーター学院卒業し、卒業制作を数社に持ち込んだ後「週刊ビッグコミックスピリッツ」に持ち込み、奨励賞を受賞。担当編集がつき、週刊漫画家のアシスタントに入る。
が、自分の漫画のネームが通らないでいる間に、何人かの漫画家のアシスタントを経て、その経験をもとにブログ「アシでメシが食えんのか」を2008年の6月にスタート。
その後に持ち込みを再開し、竹書房で同年10月にデビュー。「本当にあったゆかいな話DX」で『あしなり』を連載中。また同社のWEB「まんがライフWIN」でも同名の連載を始めている。
最初に持ち込んだ縁で小学館から、ブログをまとめたオールカラー単行本『あしめし アシスタントでメシが食えんのか』が2009年4月に発売。「週刊ビッグコミックスピリッツ」新増刊でも連載を準備中。
ブログはこちら↓↓↓
http://ashimeshi.blog17.fc2.com/
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