【田中美菜子先生への30の質問】
- デビューはいつ頃ですか?
1987年
- デビュー作のタイトルは?
『演劇少女M』
- デビュー作の簡単なストーリーを教えてください
とある高校の風変わりな演劇部を舞台にしたラブコメ
- デビュー作でもっとも描きたかった事は?
どんなに地味で取り柄の無い人にも、輝ける場所は絶対にある!的な
- デビューした雑誌は?
集英社「セブンティーンDX」
- どのような形でデビューしましたか?(マンガ賞受賞作、持ち込み作など)
「週刊セブンティーン」の漫画賞に応募(投稿)し3位ぐらいの賞を受賞。
でも1位と2位がいなかったのでデビュー決定(笑)
- デビュー作はマンガを描き始めてどのくらい(期間)でしたか?
大学ノートに鉛筆で、程度のものしか描いたことがないけど、10年ぐらい
- またそれは何作目ぐらいでしたか?
ちゃんと漫画用の原稿用紙に漫画用のペンで描いたのは、投稿作が初めてでした。
どんな道具が必要なのかすらわからず
マニュアル本片手に画材屋さんに行ったのを覚えてます(笑)
- その頃の本業(学生、フリーターなど)はなんでしたか?
高校2年生
- その頃は本気でマンガ家を目指していましたか?
目指してなかったです。漫画を描くのは好きでしたが、とにかく絵が下手すぎて
プロを目指すなんて滅相もない!というかんじでした。
漫画賞に応募した時も、単に「一度は応募してみたい」的な気持ちでした
- もしマンガ家としてデビューしていなければどんな仕事につくつもりでしたか?
なにか一人で出来る仕事
- マンガ家デビューの際の家族の反応はいかがでしたか?
母親はスゴイスゴイと言ってくれたけど
父と兄はあんまり興味なさそうでした(笑)
- 目標としていたマンガ家さんがいたら教えてください
好きな漫画家さんはたくさんいますが、目標とかは考えたことないです
- そのマンガ家さんのどこにひかれていましたか?
自分の世界観をしっかりと持ってる漫画家さんに憧れます
- デビュー作の原稿料または賞金は何に使いましたか?
当時やってたバンドのスタジオ代とか。
あとは、大学進学で東京に出る時の資金の足しに
- デビューが決まった時の感想は?
「こんな下手な絵でデビューしちゃってほんとスミマセン(泣)」
- デビュー作が実際に雑誌に掲載された時の感想は?
あまりの絵の下手さにしばらく落ちこみました
- デビュー前後でマンガに対する考えかたに変化はありましたか?
初めて原稿料が振り込まれた時に「こんなヘタなままじゃイカン!
お金をもらう価値がある作品を描かなくては!」と思いました
- デビューの頃、編集者と打ち合わせをどの程度していましたか?
デビューはしたものの、担当さんに「本格的に仕事するのは
大学受験が終わってから」と言われてたので打ち合わせも全くナシ。
大学生になってからも「いいネームが描けたら載せる」的な進め方だったので
打ち合わせというよりネームの持ち込み(笑)。月イチペース
- その頃編集者との打ち合わせでためになった事は?
ベテランの漫画家さんの生原稿を見せてもらったこと。輝いていた
- 逆に編集者との打ち合わせで苦労したのはどんなときですか?
特になし
- 編集者との打ち合わせなどはどのような形でしていましたか?
東京に住んでいた頃は出版社で。岩手に帰って来てからは電話とファックスで
- 編集者とのつきあいで思い出に残るエピソードがありましたら教えてください
いろいろありますが、ほのぼの楽しい思い出が多いです
- デビューの頃、良きライバルとか、語り合えるマンガ家さんはいましたか?
いません。当時は同業者と出会う機会がほとんど無かったです
- デビューの頃、マンガ家として成長していくために特に何かした事、勉強した事などはありますか?
とにかく絵の練習。あとは、何にでも興味を持ち何でもインプット!
- デビューの頃、マンガ家として特に何か悩んだ事などはありますか?
担当さんからは「絵は、毎日描いてりゃ絶対うまくなる」と言われてたけど
1年描き続けてもさほど上達せず…とにかく絵はすごくコンプレックスでした。
今もまぁ「デビュー当時よりはマシ」程度ですが(笑)
- デビュー作を今の自分が再評価すると100点満点中何点?
怖い物知らずな勢いと伸びしろに100点(笑)
- またその理由は?
技術面はひどすぎて点数を付けられないので、せめてそこぐらいは(笑)
- マンガ家としてデビューするために必要な事はなんだと思いますか?
まずは行動
- これからマンガ家を目指す人達になにか一言
勇気。覚悟。そして愛
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岩手県出身・在住。1987年『セブンティーンDX』にてデビュー。
翌年から『マーガレット』にて執筆開始。以後、同誌やその姉妹誌
の『ザ・マーガレット』にて少女漫画を多数発表。1995年から
『マーガレット』と専属契約を結び、10周年となる2005年、独立
してフリーに。
近年では、ドラマで話題になった「小公女セイラ」のコミカライズ
を手がけ、岩手県の広報誌でも連載をするなど、少女漫画の枠に
収まらない活動を展開。少女漫画以外にも、ショート、実話、4コ
マなど、様々な媒体で活躍中。
田中先生のHPはこちら↓
http://www006.upp.so-net.ne.jp/minyanko/
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