プロとして活躍しているマンガ家さんたちもかつては新人さんだった(あたりまえだけ
ど)。新人のマンガ家さんにとってデビューは良きにつけ悪しきにつけ、忘れられない
ターニング・ポイント。このコーナーでは、マンガ家さんのデビューの頃の話を質問形
式で語ってもらいます。
【第61回目のゲスト/立迫文明】
【立迫文明先生への30の質問】
  • デビューはいつ頃ですか?
    2000年5月

  • デビュー作のタイトルは?
    『仰天人間バトシーラー』

  • デビュー作の簡単なストーリーを教えてください
    変身するヒーローたちの海洋冒険譚

  • デビュー作でもっとも描きたかった事は?
    いきいきとしたキャラクター

  • デビューした雑誌は?
    『コミックボンボン』

  • どのような形でデビューしましたか?(マンガ賞受賞作、持ち込み作など)
    タイアップ企画ではまりました

  • デビュー作はマンガを描き始めてどのくらい(期間)でしたか?
    17年目(アメリカのセミみたいですが、小学生から描いてたので)

  • またそれは何作目ぐらいでしたか?
    7作目

  • その頃の本業(学生、フリーターなど)はなんでしたか?
    週刊漫画誌専属アシスタントでした

  • その頃は本気でマンガ家を目指していましたか?
    むろんですが、アシスタントが長くなりキッカケを求めていました

  • もしマンガ家としてデビューしていなければどんな仕事につくつもりでしたか?
    そのままアシスタントを続けていたでしょう

  • マンガ家デビューの際の家族の反応はいかがでしたか?
    紐で閉じられてる児童向けだったので、探すのが大変そうでした。
    応援してくれました

  • 目標としていたマンガ家さんがいたら教えてください
    高橋留美子先生

  • そのマンガ家さんのどこにひかれていましたか?
    楽しく広がりのある世界を作ってたところ

  • デビュー作の原稿料または賞金は何に使いましたか?
    右から左へとアシスタント代とトーン代と・・・PS2(笑)

  • デビューが決まった時の感想は?
    本当に載るまではドキドキしてました

  • デビュー作が実際に雑誌に掲載された時の感想は?
    うわ〜載ってる〜ヤバい、下手だ 修行が全然足りん!って思いました

  • デビュー前後でマンガに対する考えかたに変化はありましたか?
    好きで描くのと仕事で描くのは大違いでした

  • デビューの頃、編集者と打ち合わせをどの程度していましたか?
    月に数回長かったり短かったりやってました

  • その頃編集者との打ち合わせでためになった事は?
    さまざまな編集者と話すと見方が色々あるので、
    自分のブレを無くさないと、と思いました

  • 逆に編集者との打ち合わせで苦労したのはどんなときですか?
    打ち合わせの時に頭をフル回転させていないと、実際のネームやるとき苦労します

  • 編集者との打ち合わせなどはどのような形でしていましたか?
    結構護国寺に通った記憶がありますが・・・

  • 編集者とのつきあいで思い出に残るエピソードがありましたら教えてください
    自身大食いで通っていたのですが、編集者さんのほうが食べてビックリ

  • デビューの頃、良きライバルとか、語り合えるマンガ家さんはいましたか?
    村枝賢一氏(幼馴染)おーくらやすひろ氏、河合克敏先生

  • デビューの頃、マンガ家として成長していくために特に何かした事、勉強した事などはありますか?
    構成を観察してました しかし、一朝一夕では身につかないと思い知りました

  • デビューの頃、マンガ家として特に何か悩んだ事などはありますか?
    なぜ人気が取れる漫画とそうでない漫画があるのか、悩みました。
    一生の悩みになるかも

  • デビュー作を今の自分が再評価すると100点満点中何点?
    72点

  • またその理由は?
    当時は自信を持って描いたのでしょうが、この微妙さが後を引いたんです

  • マンガ家としてデビューするために必要な事はなんだと思いますか?
    実際の現場にどんだけ首を突っ込めるか、何も持たずに顔を出すには度胸いりますから

  • これからマンガ家を目指す人達になにか一言
    やっぱり描いて見せないと何も始まらない!
 熊本県出身。高校卒業後漫画家を志し上京。ゲーム会社勤務を経て、1992年少年サンデー(小学館)まんがカレッジ佳作。数々のアシスタントを経て、2000年コミックボンボン(講談社)『仰天人間バトシーラー』でデビュー。その後、『面白いほどよくわかる日本経済入門』(原作勝山悠・宙出版)シリーズ等を執筆。現在は埼玉県で活動中。

【立迫文明先生
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