プロとして活躍しているマンガ家さんたちもかつては新人さんだった(あたりまえだけど)。新人のマンガ家さんにとってデビューは良きにつけ悪しきにつけ、忘れられないターニング・ポイント。このコーナーでは、マンガ家さんのデビューの頃の話を質問形式で語ってもらいます。
【第38回目のゲスト/うつろあきこ先生】
【うつろあきこ先生への30の質問】
  • デビューはいつ頃ですか?
    1995年頃

  • デビュー作のタイトルは?
    『大人はわかってくれない』だったと思う

  • デビュー作の簡単なストーリーを教えてください
    高校生の女の子の勘違いとかそんな感じの4コマ漫画だったような...

  • デビュー作でもっとも描きたかった事は?
    日常の中の勘違いやすれ違い

  • デビューした雑誌は?
    ぶんか社『まんがシャレダ』

  • どのような形でデビューしましたか?(マンガ賞受賞作、持ち込み作など)
    新人賞に投稿して、一番下の「特別奨励賞」(5万円)というのをいただきました

  • デビュー作はマンガを描き始めてどのくらい(期間)でしたか?
    半年くらい

  • またそれは何作目ぐらいでしたか?
    2、3作目だったと思う

  • その頃の本業(学生、フリーターなど)はなんでしたか?
    会社をやめたばかりで、バイトをしていた

  • その頃は本気でマンガ家を目指していましたか?
    本気でした。
    でも今考えると今よりは本気じゃなかった気がする


  • もしマンガ家としてデビューしていなければどんな仕事につくつもりでしたか?
    はじめは編集者になろうと思っていました

  • マンガ家デビューの際の家族の反応はいかがでしたか?
    状況をあんまりよくわかっていなかったと思う

  • 目標としていたマンガ家さんがいたら教えてください
    近藤ようこ先生や内田春菊先生

  • そのマンガ家さんのどこにひかれていましたか?
    日常の中の心のひだを細やかに描いているところ

  • デビュー作の原稿料または賞金は何に使いましたか?
    なぜか全然覚えていない

  • デビューが決まった時の感想は?
    うれしかった

  • デビュー作が実際に雑誌に掲載された時の感想は?
    はじめて自分の漫画がパルコの「GOMES」(フリーペー パー)に載ったときは興奮して叫びだしそうでした。で、雑誌にデビュー作 が載ったのがその直後だったので、実はあまり覚えていないです...

  • デビュー前後でマンガに対する考えかたに変化はありましたか?
    漫画への愛が深まったと思う

  • デビューの頃、編集者と打ち合わせをどの程度していましたか?
    描く前に一度会う、という感じ。
    定期的に打ち合わせをするということはなかったです

  • その頃編集者との打ち合わせでためになった事は?
    その頃は担当者がしょっちゅう変わっていたので(社風?)その人によって 全然違った。 同じ作品でも、10人いれば10人違う感想を持つんだ、ということをその頃学びました

  • 逆に編集者との打ち合わせで苦労したのはどんなときですか?
    あまりないです

  • 編集者との打ち合わせなどはどのような形でしていましたか?
    会ってちょっとしゃべる

  • 編集者とのつきあいで思い出に残るエピソードがありましたら教えてください
    ドレッドヘアの人と会う時はちょっと恥ずかしかった

  • デビューの頃、良きライバルとか、語り合えるマンガ家さんはいましたか?
    デビュー後しばらくしてからできました

  • デビューの頃、マンガ家として成長していくために特に何かした事、勉強した事などはありますか?
    特にないです。でも学生時代とか漫画一筋でこなかったことが、逆によかっ たかなと思います

  • デビューの頃、マンガ家として特に何か悩んだ事などはありますか?
    いつも悩んでいる。絵が下手なこととか、いろいろ

  • デビュー作を今の自分が再評価すると100点満点中何点?
    2点くらい?

  • またその理由は?
    今もひどいけど、デビュー作はそれ以上にひどかったから

  • マンガ家としてデビューするために必要な事はなんだと思いますか?
    なんだろ?何か言われても気にしないこころ

  • これからマンガ家を目指す人達になにか一言
    お互いかんばりましょうね...
 1995年パルコのフリーペーパー「GOMES」に初めて漫画が掲載される。その直後にまんがシャレダ(ぶんか社)にて雑誌デビュー。現在、ショー トを 中心に、あらゆるメディアで幅広く活躍中。Kiss(講談社)で連載中の『3回まわって恋をして』は、パリコレ常連のスーパーモデル・いちこさん の、美 しさをムダ遣いしたカン違いラブが人気を博している。
 著書に『ビューティー香取でお待ちしてます』(青林堂)『泣かないで子猫ちゃん』全2巻
(講談社 絶版)『お台所劇場』(JULA出版局)などがある。


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