【質問と解答】

Q:自分は今のところプロット、ネーム段階の短編(読み切り14〜24Pくらい)を数十本ストックしていて、長編は考えていないのですが、いざ短編漫画だけで新人が生活を立てようと思えば月に何作品雑誌に載ればやっていけるでしょうか? 自分は月13万円でギリギリ生活できるような人間なのですが、作品ノルマが達成できそうにないなら働きながらやっていこうと思います。皮算用で恥ずかしいのですが、大体でいいのでよろしくお願いします。

A:新人の原稿料は出版社によって基準に大きく差があります。ですから一概には言えませんが、あなたの短編のページ数だと、原稿料が高い出版社で月に1本、低い出版社で1.5本から2本です。ただし、読み切りというのはあまり需要がないので、毎月の定期的な収入としてあてにすることは難しいです。特に新人の場合だと依頼原稿ではないので、採用されるかどうかも1本1本編集会議にかけて決められます。読み切りが需要があるのは、女性誌、成年誌(18禁)や、ホラー誌やコンビニ向けの企画系雑誌などで、一般の少年誌、ヤング誌、青年誌では読み切りは新人育成と他誌からのゲスト作家以外にはほとんど枠がないのが実情です。読み切りはコミックスとしてまとめても、あまり売り上げが期待できないからです。あなたの場合、読み切りシリーズ連載というのが一番望ましい形でしょうが、かなりハードルは高いと思ってください。一度、持ち込みに行って編集者の判断を仰いでみるといいでしょう。


その他のご質問は、フォームからお願いします。