【質問と解答】

Q:アシスタントは背景が卓越し、その作家さんの絵柄に似ていないと雇って貰っても、ベタなどの雑用しか頼まれず月の給料も生活できないほど低いと聞きました。本当にそうなのでしょうか? 不安です。また人気週刊誌のアシスタントとなると、個人的な作業をしながら生活は成り立つのでしょうか?

A:はっきり言ってベタしか頼めないようなアシスタントなど必要ありません。漫画家のスタジオのアシスタントの平均人数は4〜5人です。使えない人を雇っておく余裕などありませんから、現場の技術を身につけられない人(身につける気がない人)は早々に辞めて貰うことになります。ですから、生活がままならないほど安い給料でこき使われ続けるなどということは逆にありませんので、安心してください。ただ、初心者として入ると1〜3か月は試用期間となります。その間はスタジオの戦力としてというより、ベタや効果線、トーン貼りなど比較的簡単な作業をしながら仕事のやり方を覚えて貰う勉強の時間なので、給料は安くなります。上達の速度次第で本採用までの期間は短くなりますので、頑張って先輩アシスタントに追いつくようにしましょう。
 週刊連載作家のアシスタントでも、集に2〜3日は休めます。その間に自分の投稿作品の取材をしたり、資料を読み込んだり、ネームや作画を進めたりできます。中には休みの間ずっと遊んでしまい、アシスタント生活に甘んじてしまう方もいますが、初心を忘れないようにしましょう。


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