【質問と解答】

Q:描くのが遅いことに悩んでいるのですが、早くなるためには日ごろから早く描く事を意識しつつ描く練習やデッサンの練習をするのはあたりまえとして、「速筆の漫画家さんらの描き方の傾向」みたいなものはあるのでしょうか?
たとえばラフはさっとアタリを描いてペン入れで固めるだとか、描き方は人それぞれとはいえなんとなくでも「こういう描きかたができる人は早くて上手い」みたいな傾向があればその描き方を意識しつつ練習したいんです。



A:作業工程が少なければ速くなるのは道理で、確かにラフなアタリだけでいきなりペン入れできるようなプロの方は作画が速いです。ただ、そこまで描ける方はプロでもあまりいません。まして、画風が固まっておらずデッサン力も発展途上の投稿者や新人がそのまねをすれば、絵が荒れてしまいます。それに新人が掲載原稿を描く場合は、下絵段階で担当がチェックしますので、アタリから即ペン入れということ自体ありえないと思ってください。
絵を速く描くのに、楽な裏技はありません。まずは、基礎的なデッサン力と画面構成力を身につけること、それによって下絵にかかる時間に大きく差が出てきます。
そして、大事なのは目標とする締め切りを設定することです。締め切りに向けてのスケジュールの中で自分の能力に合ったペース配分を知ること、それがスピードアップの第一歩です。


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