【質問と解答】

Q:私はよく人から、絵柄で批判を受けます。ホラー、グロテクス的絵柄だからでしょうか。萌系がブームだから、私のような嫌味で気持ちの悪い絵なんて無理なのかと人形作家に逃げようとも考えはじめました。担当の方に聞くと、やはり一般向けでないことは確かのようです。絵柄も話の内容も、特定の人向けの成人ポルノ漫画とまで言われて、自分の描いている漫画が何のジャンルかもわからなくなっています。なので、選んだ投稿先もジャンル問わない所へ送りました。どうして、批判を受けやすい絵で理解されないのですか? また、こういった漫画家さんは他にもいますか?




A:グロテスクだったりホラー的だったりするクセの強い画風の漫画家というと、日野日出志、花輪和一、丸尾末広といった方々でしょうか。楳図かずお、古賀新一、新しいところだと押切連介といった方々もそうかもしれません。いずれも画風だけでなく作風も個性が強く、人によって好き嫌いははっきり分かれますが、それだけにそれぞれ根強いファンを持っています。
 グロテスクだと自分で言う今のあなたの画風を生かしていくならば、それが武器となりうるジャンルの作品を目指していけばいいですし、発表の舞台もまたそれに即したところを選べば注目を浴びることもできるでしょう。
 読者がかわいい萌え系のマンガを期待して買うような雑誌ではグロテスクな絵柄の需要はありませんが、ホラーや猟奇系の作品を好む読者を持つ雑誌ならばチャンスはあると思いますよ。


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