【質問と解答】

Q:過去に少年誌で連載されていた作品の続編が始まる時、何故青年誌で始まることが多いのですか? 続編ではなくても青年誌に移る方が多いように思います。中にはどう考えても少年誌向きだと思う作品があるのですが。また、逆は殆ど見たことがありませんが何故でしょうか?




A:単純に読者層に合わせていると考えてください。数年前、あるいは十数年前に連載された人気作品の読者──当時十代だった彼らは、同じ年数だけ年をとって青年誌を読むようになっています。一方、その作品が掲載されていた少年誌のほうは、その作品を知らない新規読者が増えて、雑誌の世代交代が進んでいるわけです。ですから、過去の人気作の続編を期待する読者をターゲットにするなら、青年誌やヤング誌になるというわけです。読者の世代交代に合わせての移籍ですから、青年誌から少年誌という逆パターンはありえません。もちろん、内容や表現面においても青年誌掲載作品の続編を少年誌に掲載することはできないわけですが。

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