【質問と解答】

Q:初めて描いた44Pのストーリー漫画がもうすぐ描き上がるのですが、新人賞に投稿するか持ち込みをするか悩んでいます。やはり最初は持ち込みに何社か回って、編集の方からアドバイスを頂くほうが勉強になるのでしょうか? また、持ち込んだ後も何度も挑戦する根性も編集の方は見ていると聞いた事がありますが、これも重要なポイントなのでしょうか。持ち込んだ方の8割が、二度と来ないとも聞いた事があります。




A:持ち込みが可能なのならば、そうすべきです。新人賞への投稿は持ち込みからもできますから。
 「持ち込んだ後も何度も挑戦する」というのは、評価が低くて担当についてもらえず、賞への応募も勧められなかったにもかかわらず何度も持ち込みをするということでしょうか?
再チャレンジまではいいとして、何度も何度も同じところに持ち込みをし直すというのは、根性があるというより成長がないとみなされます。持ち込みをした人の8割が二度とこないというデータが何に基づくのかわかりませんが、実感ではもっと少ないです。というのは、持ち込みをして見込みがあれば名刺を渡されて担当付きもしくはそれに準じる扱いになりますし、そうでなければ他の編集部に行ってそこで担当がつくからです。名刺を渡されず賞への応募も勧められない場合は、根本的に画力が足りないか、画風や作風が雑誌に合わないかのどちらかです。ストーリーや演出、コマ割りは打ち合わせで改良していけますが、基礎画力は独学である程度のレベルまで上げてもらわなければ話になりませんし、雑誌に望まれる画風や作風が自分のそれと異なればその雑誌には見切りを付けるべきです。ですから、むやみやたらに何度も持ち込めばその根性を評価されるというものではありません。

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