【質問と解答】

Q:4コマ漫画、ショートギャグ漫画について質問です。4コマ漫画、ショートギャグ漫画の連載の決定、打ち切り、連載継続などは、どういった数字が基準で決まるのでしょうか? 4コマやショートギャグ漫画はストーリー漫画と違って、アンケートで票を得るのは難しいでしょうし、単行本が出るのもかなり時間がかかるので、読者の反応がイマイチ掴めないのではないかと思います。ギャグ漫画にも読者の反響というのはちゃんとあるのでしょうか? 少女雑誌で4コマの連載をいただけることになりましたが、読者の反応が「良い」とも「悪い」とも、まったくないのではないかと不安です。




A:4コマ漫画だろうとショートだろうと、ストーリー漫画と同列に読者アンケートの集計がなされます。ページの多寡に関わらず、注目度が高ければ反響はちゃんとありますし、8〜12Pくらいのページの4コマやショートでもアンケート上位にくることはよくあります。逆にそこでアンケート結果がまったく振るわないということは、ジャンルや掲載形態に関係なくそれが読者の評価ということだと考えてください。
 連載の決定に関しては、他の連載と同じように編集部内コンペを経て編集会議での審査や編集長の一存で決まります。終了・継続に関しても、他の連載と同じように単行本の売れ行きやアンケート結果によって判断がくだされます。ただ、ページ数が少なく、月刊誌だと1年ないし1年半で1冊(通常のストーリー漫画で1年に2〜3冊)、週刊誌でも年1〜2冊(通常のストーリー漫画で年に平均4冊)のペースですので、最初の単行本が発売されるまではアンケート結果が唯一の読者の反響を計る指標となります。ですから、あまりにもアンケート結果が低迷してなおかつアンケートハガキの感想欄のコメントでもほとんど触れられることがないとなると、単行本発売を待たずして早期打ち切りということもありえます。