【質問と解答】

Q:アクションシーンの迫力がないとよく言われます。どういった工夫をすれば、おなじ画力でも迫力のあるアクションが描けるようになりますか?




A:「ネーム的には間の取り方に緩急をつけること(溜めを作ったり、逆に現実の動きよりも間を取らなかったりとか)、絵的には構図の取り方がポイントです。ただ、言葉だけで説明してもわからないと思いますので、実際に編集部に持ち込みに行ってアドバイスをもらうのがベストです。それが無理なら、迫力のあるアクションシーンを描くなあと感じる作品をよく研究しましょう。その作品のアクションシーンを自分の描くアクションシーンと比較しながら、アクションの緩急と構図の2点に重点を置いて、どこが違うのか頭で考えてください。他にアクションシーンに迫力を出すための細かいテクニックとしては、身体や武器の輪郭をぶらしたり、湾曲させたりしてスピード感を表現したりすることがあります。また、集中線やスピード線、擬音の描き文字など、基本的なテクニックの使い方でも上手い下手はありますので、アクションシーンを得意とするプロの技から学びましょう。