【質問と解答】

Q:2月9日に解答をいただいた27歳少女漫画志望のものです。K社で最初に持ち込みしたときは編集さんの反応も結構明るめで良い感じだったのですが、最近の対応に少し不安をいだいています。指摘の内容自体には文句はないのですが、この間までは「あなたのこの感じが好き」とか「エッチな感じがSさん路線を目指せるかも!」みたいな言葉があったのですが、最近マイナス点しか言われず、年齢のこともあって内心不安です。
 賞をいただいた作品は少女漫画の絵柄じゃなかったので、近づけさせるよう努力をしてきました。ですが、作品を見せるごとに「ゲーム系の同人誌やってたからかゲーム誌みたい」と言われたり、「あなたの作品はTL向けっぽくて少女漫画のエッチさとはちょっとちがうんだよね」と言われるなど、少女漫画とは作風が違う的な指摘を受けます。ゲーム同人誌やってたのもTL作品描いていたのも短い期間なので癖でそうなっているわけではないと思うのですが、何かにつけてそっち方向のほうが合ってるのかなみたいな態度なので、もしかして編集さんに私の作品に対する気持ちが下がってきてるのかなと心配になってきました。
 12月に賞をとった作品のときは、「セミナーに回すから少女漫画に合わせるように一年間修業しよう! あなただったら大丈夫だよ!」と言われてたはずが、「あなたは4月の今回の作品が年齢的にも最終選考になります」と言われて、「今まで描いた作画もすべてやり直し。2か月の間にSさんの作品を模写して研究し、少女漫画の今時感が出せなければ落ちるから全力できてください。仕事の兼ね合いもあってK社向きの作品が出せないということであれば、やはりTL向きの方だったのだと判断します」ということになりました。急に正念場になってしまったので、2か月の間にやれるだけのことはやるつもりですが、早めに切りたいとかの理由で一年間ではなく4月リミットに切り替わったのかなと、心配です。今はこのまま突き進むしかありませんが、いきなり4月リミットの宣告に変わったのは担当さんが編集部内で話し合った結果なのかもしれませんが、気合いを入れさせるためにあえて期限を切ったのか、年齢的な件や能力を見て早めに切ろうとしているのか、不安なので編集さんの考えを教えていただきたいです。




A:担当さんの対応の変化は、あなたの雑誌に合わせた作風のシフトが編集部の期待より下回ったからでしょう。4月に期限を区切ったのは、おそらく担当さん個人の意向ではなく(担当さん個人は一年間かけて育てるつもりだったのかもしれません)上司である編集長か副編集長の意向だと思われます。すでに見限られているのであれば、上司の意向として現時点でその旨を宣告されているはずです。少なくとも、4月までの伸びを見て判断しようということでしょう。あなたに発破をかける意味での期限設定だと考えられますが、そこで結果を出せなければ編集部としての裁定が下されるのもまた事実でしょう。