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新人マンガ家相談室

【質問と解答】

Q:デビューして半年の新人です。担当さんとのネーム直しのやり取りも苦心して乗り越え無事にデビュー後1作目を完成させ、現在3作目のネームに取りかかっています。が、やる気が決して無いわけではない、むしろ頑張らなくてはと言う思いは今まで以上に強く感じるのに、机に向かっても頭が真っ白になり体がだるく全く集中出来ない、という状況が1か月以上続いています。担当さんに早く次のネームを出したいのに作業が一向に進まず気持ちばかりが焦っています。作業環境を変えたり、気分転換を挟んだりするのですが、描こうとすると大きな虚脱感に襲われます。出すネタも全然面白くないように感じて、ネームの締め切りが1週間後なのに自ボツを繰り返していて、プロットすらまとまっていません。大事な時期なのに何をしているのかという自己嫌悪でいっぱいです。 気持ちを切り替えて集中出来る方法はありますか?

A:いざ机に向かってネタを絞り出そうとしても何も浮かばない、というのはプロの方からもよく聞く話です。そうした方々によると、アイデアが湧くのは散歩中やサイクリング、ジョギング中など体を動かしている時や、風呂に入っている時とか静かな喫茶店や公園でぼーっとしている時などのリラックスしている時だそうです。もちろん、作品について何も考えていない時にアイデアが湧くわけではなく、体を動かしながら、もしくは普段とは違う場でリラックスしながら作品やキャラクターについて考えている時にふっと浮かぶと言います。自分にとってアイデアが浮かぶ最適な場所や状況というのは人それぞれで、中にはトイレにずっとこもるという方もいます。ずっと家にこもって机の前に座っていても何も浮かばないというなら、外に出てみましょう。適度に体を動かして血流をよくしたり外の空気を吸って気分転換する意味もありますので、自分にとってのアイデア出しのベストシチュエーションを見つけましょう。