【質問と解答】

Q:最近連載が終了した新人作家です。現在お世話になっている雑誌の編集部内では、一人の作家(特に新人)の悪口を掲げて笑い合ったり愚痴を言い合ったりすることがあるようです。内容も担当氏から聞きましたが、耳をふさぎたくなるようなものばかりでした。ビジネスである以上綺麗事ばかりでないことは分かります。しかしこの話を聞いて編集部に対して嫌悪感を抱いたことは否めませんでした。編集部それぞれに性格があると思うのですが、雑誌作家の悪口を言いあうことはどこの編集部でもよくあることなのでしょうか? 私はこの雑誌編集部しか知らないため知識として知っておきたく思いました。

A:酷い話があるものですね。確かに気難しい作家がいれば、その対応について情報交換することは必要ですが、笑い者にしたり悪口を言ったりすることは普通ありません。愚痴については、しょっちゅう原稿が遅れたり連載を落としたり、理不尽な対応や要求をされれば、ないとは言いませんが。また、編集部内で作家さんの悪口を言い合うのも言語道断ですが、それを他の作家であるあなたに話す担当さんもどうかと思います。「漫画の編集部が」ということではなく、どんな集団・組織にもいろんな人がいますし、恥ずべき行為を許容する空気が生まれうるものですが、決してそれが標準ということではありません。