読者としての漫画との出会い
 自衛隊時代
 デビューのころ
 ふたつのペンネーム&北海道
 史村翔、初期連載作
 ヤングマガジン
 北斗の拳
 池上遼一先生とのコンビ作
 集英社、講談社、小学館以外での仕事
 読者
 新連載『覇 LORD』の抱負。&キャラクター作り

デビュー以来30数年、過酷な漫画創作の世界を原作者として生き抜いてきた武論尊先生に、今回は同業の原作者について語っていただきました。大いなる先駆者や語り合える原作者仲間に対する秘めたる思い。そして、最近の小説原作に対する感想など、生身の武論尊先生のお話をお楽しみください。

(取材日/2005.3.19 写真/愛車の前で)

●ほかの原作者の仕事などをよくチェックされたりしますか?

全然しない。
なんだろうな、なんでしないんだろう…。

でも、例えば、新連載を起こしたってのは見るよね。
どんなモノ描くのかなって…。
漫画家が新連載を起こしたときよりは、
知ってる原作者が新連載を起こしたほうが見るねぇ。

やっぱり、同業者として興味があるし。
別にライバルっていうことじゃないんだけど、
どういうところに着目したかなって…、
それは気になるから、見るね。

(継続的に見てたりは?)

面白かったら見るよ、それはもちろん。


●最近、気になる原作者とか原作付き漫画ってありますか?

どうだろうな…、ないよね。
うん…、なんか……、
漫画自体が少しパワー落ちてんのかなぁ。
原作者いるいない関係無しに、
新連載起きて、ウワ!ってのがないでしょ。

だから、そういう意味では、
面白い漫画ないなってのはあるかな…。
原作あるなしにかかわらず、
今、引きつける、
次の回見なきゃって漫画がないような気がするな。

もともと俺、あんまり漫画見ないんだけどね。

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